『うちのこ、野菜が嫌い・・・』と
お母さんから野菜を食べないお子さんの相談を受けることが多いです。
こういう場合、だいたい食べられるようになります^^
子どもは野菜が食べられないわけではなく、環境を与えていないだけだからです。
子どもは本当に野菜が嫌いなのでしょうか
生まれつき、野菜が嫌いな子などごく稀です。
たしかに、緑色を本能的に避けたり、甘いものを好む傾向があります。
しかし、だいたいの子どもは
おなかがすいて、他に食べるものが無ければ食べるケースがほとんどです。
なぜなら、人間には生きる本能が備わっています。
おなかがすいて、選ぶものが他になければ食べると思いませんか。
しかも美味しいはず。
【空腹は最高の調味料】とか言ったりしますよね。
これは単純にお腹がすいているからというわけではなく、味の感じかたも変わるからです。
実際、散歩道で畑に真っ赤なトマトがなっているシチュエーションで
トマト嫌いの子が食べる姿をみる経験をしています。
それでも、『うちの子はトマトが大嫌いなんです。』という子もいたり、
『そんなこと、やる機会ありません』という家庭もあるかもしれません。
別に畑がなくても、プランターで簡単に育てることもできますし
そう手間もかからず、トマトの苗など安く購入できます。
今後ずっと野菜嫌いと疲弊するくらいなら、やる価値はあると思います。
どうしても難しいなら、たくさん外遊びした天気のよい日に
外で食べるおにぎりは美味しいものです。
そのおにぎりを野菜のみじん切りを混ぜた手作りふりかけにすればいいのです。
ぜひ、野菜嫌いと決めつけずに、おなかがすいているタイミングで
野菜を食べる機会を与えてあげましょう。
おすすめは、自分で簡単な野菜を育ててみるか、天気のいい外遊びのあとに
食べるおにぎりです。
学校から帰ってくるタイミングで、茹でたてのブロッコリーなんかあれば
うちの子はパクパク食べていました。
お肉好きな子には、ハンバーグなどに混ぜてもいいですね。
保育園給食では、ピーマンなら切り方をセンイに沿って切り
軽く茹でてツナ和えにして苦みを感じにくくした料理(ピーマンのツナ和え)
や他にも野菜嫌いの子が食べられるようになった献立も多くありますので
ぜひ、やってみてください。
Point
・空腹のタイミングで
・野菜を育ててみる
・調理の工夫やできたてを
それでダメでも、食卓へは出し続けましょう。
【単純接触効果】といって
見るだけでも好きになることがあります。
またそれを、大人が美味しそうに食べているところを見ていれば
『どんな味なんだろう?』『少し食べてみようかな』
と思う時がくるかもしれません。
毎日のご飯作りは大変ですが、
怒ったり、無理強いするのは逆効果なので、できることからやってみて
気長に待ちましょう。
嫌いな食べ物を食べられるようになることは
苦手な人を受け入れる許容する力に繋がるとも言われます。
栄養が足りなくなるからというだけでなく、嫌いなものを
受け入れる力をこの時期にプレゼントできたら
それは将来大切な力になるでしょう。